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愛され続ける青いタコス。東京・三軒茶屋「Los Tacos Azules(ロス タコス アス―レス)」が支持される理由とは。

愛され続ける青いタコス。東京・三軒茶屋「Los Tacos Azules(ロス タコス アス―レス)」が支持される理由とは。

青いタコス、初めて見る人は驚くかもしれない。しかしここ、東京・三軒茶屋「Los Tacos Azules(ロス タコス アス―レス)」のタコスを食べれば、その青いタコスの虜になる事は間違いないだろう。そう、既に多くの人がその虜になっている様に。

ここではその美味しさを体験した人、またはこれからの人にも、 “青いタコスが美味しい理由” をご紹介できればと思う。

 

 青、それはメキシコの在来種「ブルーコーン」天然の色

美味しいタコスに必要不可欠なもの、それは美味しいトルティーヤ。「Los Tacos Azules」のシェフ、マルコ・ガルシアさんがそう語るように、マルコさんのトルティーヤへのこだわりはとても強い。そしてこの青、その色の元となるメキシコ在来種のブルーコーンの使用こそ、マルコさんのこだわりの表れである。

本場メキシコでも日本で親しまれているような黄色い生地のトルティーヤが多く、また作り置きしておいた生地を食事前に温め直して使う事も一般的とされる。なのでもちろん、マルコさんがメキシコでタコスのお店を始めたころは、貴重なメキシコ在来種のトウモロコシ「ブルーコーン」を使用した青いトルティーヤは本場メキシコの人達にも驚かれたのだとか。しかし一度食べてもらえば、その薫り高く柔らかい絶品のトルティーヤに感動し、メキシコの人達もマルコさんのタコスの虜に。また貴重なブルーコーンを使用する事は、それを栽培するメキシコの小規模農家をサポートする事に繋がり、次の世代へと伝統を継承していく為に貢献したいと考えているのだそう。

 

伝統製法「ニクスタマル」を日本でも

メキシコの人達を虜にしたその味を日本でも再現すべく、マルコさん自らメキシコからブルーコーンを輸入し製粉、生地の製造までを一貫して行っている。またメキシコに古代から伝わる伝統的な生地の製法「ニクスタマル」も独自に進歩させてながら継承している。トウモロコシをアルカリ性の水で茹でて浸け置きするその製法は、栄養価が高まり、美味しい生地に仕上がるのだそう。

 

日本の旬を使った、日本でしか食べられないタコス

メキシコ伝統の調理法や味付けを基本に、日本の旬の食材を使用した日本ならではのタコスが味わえるのも嬉しい。トルティーヤを一番美味しい状態で食べて欲しいというマルコさんの想いから、トルティーヤはオーダーごとに一枚一枚丁寧に焼き上げられる。

タコスを題材にしたNetflixのドキュメンタリーシリーズ「タコスのすべて」でもマルコさんの「Los Tacos Azules」は紹介されている。メキシコの人達にとってタコスがいかに親しまれ、発展してきたか、そして日本の天ぷらとフィッシュタコスとの関りも紹介されており非常に興味深い。マルコさんはシーズン2の「魚のタコス」に登場されるので、興味のある方は是非見てみてはいかがだろうか。

 

今までファストフードでタコスに親しんできた方にとっては、 この青いタコスは衝撃的な出会いとなるはず。こだわりの素材と製法、手間暇がかけられている分ファストフードの様な値段ではもちろん頂けないが、クォリティを考えればとても良心的な値段設定だと感じるだろう。現在は予約の無いブランチ営業のみとなっているので、気軽にウォークインで楽しんでみてはどうだろうか。メキシコの伝統と日本の旬が融合したモダンなタコスに、あなたもきっと虜になるはず。

 

店舗名:「Los Tacos Azules(ロス タコス アス―レス)」
営業時間:水、木、金 9:00~15:00(LO14:00)
     土、日 9:00~17:00(LO16:00)
     月火定休日
     ※現在はブランチ営業のみ、変更の可能性あり
電話:03-5787-6990
住所:〒154-0011 東京都世田谷区上馬1−17−9
HP:https://www.lostacosazules.jp/

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